あたたかな言葉
皆さま、ご無事でお過ごしでしょうか。
コロナウィルスの影響で大変な目に遭われてらっしゃる方
お見舞い申し上げます。
3月の伊勢丹新宿店での展示に向けて
体調には気をつけつつも、
手は止めず制作に励む日々を過ごしています。
ですが、3月の展示、お客さまは来てくださるのだろうか。。。
そもそも中止になるのでは。。。と
すこし不安になっていたところ、
企画の方から大変あたたかく励まされるメールをいただきました。
(ここには載せれなくすみません。)
どうころんでも、私は私の目の前のことを精一杯やりきろう!
そのことが自分のチカラとなり次へとつながっていくのだからと
前向きな気持ちにしていただきました。
いつも作り手をあたたかく照らしてくださるヒナタノオトさんに
心から感謝しています。
ヒナタノオトさんのブログ「謙虚と希望」もあわせて
お読みいただけたらと思い、添付させてもらいます。→☆
展示に向けて、最後に染めたコチニ―ルのピンク。
あたたかな春の日、うきうきと出かける気持ちに寄りそえるような
あかるいストールが織れたらと思います。
春までもうすこし
枇杷の色
先日のらふとワークショップで枇杷の葉と枝を煮出して染めましたが、
枝の方はまだまだ色が出そうだったので
持ち帰らせてもらって染めました。
オレンジのようなサーモンピンクのような
きれいな色が染まりました。
上段はらふとで染めた色。
下段は左から、家で染めた1染目、2染目。
京都に住んでた時に庭の枇杷の葉で染めた色、
信楽に移住してから枇杷の葉をいただいて染めた色は
違う感じの色でしたが
千葉の枇杷の木の染め色もまた違ったものでした。
千葉のはオレンジ味がつよい感じです。
まさに枇杷の実のような色でした。
枇杷の種類、育った土地、葉をいただく季節、
その時々に得られる色はちがうものとは前知識であったとしても
目の当たりにすると、色って出会いなんだな~と
あらためて思いました。
大切に使わせてもらいます。
東京散策
ワークショップの次の日は、一日だけ東京散策。
牧野庭園記念館での
大好きな絵本「草木とみた夢」の大野八生さんの原画展に
行って来ました。
こまやかな線と深い色、原画に宿る息づかい、堪能できました。
大野さんの絵本「夏のクリスマスローズ」の原画も展示されていて
とても充実で楽しく見させてもらいました。
牧野庭園もとても素敵でした。季節を変えてまたうかがってみたいです。
THE GINZA SPACEでの志村ふくみさんと須田悦弘さんのインスタレーションを見てきました。
志村さんの800本の色糸、須田さんの木彫りとは思えない繊細すぎるほど繊細な花、
うつくしい空間でした。
ぎゅっと詰まった千葉、東京での二日間で
良い刺激をもらいたくさん充電できました!
また日常にもどりまして制作に励む日々です。
今年のはじまりの展示は
3/11~3/17 企画展 伊勢丹新宿店5階
です。
どうぞよろしくお願いいたします。
ワークショップありがとうございました!
先週末になりますが
ギャラリーらふとでの枇杷の葉染めワークショップにご参加いただきました皆さま
ありがとうございました。
採集、前日の煮出しなど、すみずみにまでお気遣いいただき
ご準備くださった稲垣さん、宇佐美さんにも大変お世話になりました。
貴重な機会をありがとうございました。
当日の様子です。
同時進行で絹糸の染め。皆さんにも体験してもらいつつ、染めました。
ゆっくりと色が染まっていきます。
作業の後、皆さんとお茶をいただきました。
オレンジピールのケーキ、とてもおいしかったです。
ご参加いただいた皆さまは、感性ゆたかな方ばかりで
糸が染まっていく時間をあじわい、楽しんでくださって
とてもうれしかったです。
私自身もひとつひとつの作業を皆さんとすすめていき、
枇杷の香りにつつまれながら、色のうつくしさ、よろこびを
あらためて感じ、充実した時間を過ごさせてもらいました。
本当にありがとうございました。