水草染め
以前、染めていた琵琶湖の水草で染めた麻糸ですが
ようやく織り上げました。
さっそくglass imecaさんの琵琶湖彩(びわこいろ)の一輪挿しやコップと
合わせてみました。
(glass imecaさんは、水草を灰にしてガラスにとけ込ませた作品を制作しています。)
琵琶湖の雫のようなとろんとした美しいガラス、
水草染めの手織りの布にすっとなじんでくれました。
6月にはglass imecaさんが企画、お誘いいただきまして
近鉄草津で、水草つながりの展示会に出展させていただきます。
他には、陶芸やお花関係の方もご一緒に。
先日、打ち合わせに行ってきましたが
とても楽しい展示となりそうです。
どうぞお楽しみに♪
6/22~28 近鉄草津店2階プラグスマーケット
ハコベ
春の野草料理でおひたし、スープ、混ぜごはん、ナゲットなど
いろいろにいただいてきたハコベ。
今年は群生している場所を見つけて
たくさん摘んできて染めてみました。
はじめて染める色はわくわくします♪
もしかしたらあまり染まらないかもな、
染まったとしたらあんな色かな、と
いろいろ巡らせていました。
確かに染まりつきはあまりいいとは言えないものの、
ミョウバン媒染で儚くやさしいピンク味のベージュが染まりました。
干しておくとまた色がでてくるようなうつろいのある色。
とてもかわいらしい色だなと思いました。
ようやく織り上がり。
構想から制作まで、ずいぶん時間がかかってしまいましたが
満足のいく出来上がり。
またあらためて紹介します。
春の草花を楽しむ
先日、梅見に行ってきた叶匠寿庵寿長生の郷での
生け花ワークショップに今度は参加してきました。
郷内を散策しながら、お花を摘み、生けて楽しむ気軽な会。
今回摘んだのは、ミツマタ、ユキヤナギ、サンシュユ、キンカン、椿、クリスマスローズ。
先生が用意してくださっていたのは、ナズナ、菜の花、ホトケノザ、ふきのとう、梅の枝。
お花の先生は、心からお花がお好きでゆったりとした時間がながれいるような素敵な方でした。
野に咲くお花を摘んで生けるのが一番いやされると言っておられました。
小さな花器に思い思いにお花を挿して楽しみました♪
土壁の前の素敵な棚に飾ってお披露目し、先生がアドバイスしてくださりました。
左が私、右は夫が生けたもの。
青い花器は難しいかな、と思いましたが、黄色いお花や実と相性がよかったように思います。
最後にお茶と和菓子をいただきほっこりとし、充実なひとときでした。
花器をひとついただき、お花もたくさんもらって帰ってきましたので
家でもいろいろ生けてみて楽しみました♪
お花は好きで家に飾りたいけど、なかなかセンス良くいかなく、
もどかしい気持ちでいましたが
今回参加していろいろ試してみたおかげで、
楽しんで飾ってみればいいんだなと思えました。
これからの季節、草花の楽しみがまたひとつ増えました♪
*
6月の染め
今年に入ってから、草の水分について考えるようになりました。
晴れ続きの日の草よりも、雨上がりの日の草の方がみずみずしいのではないか。
と思うと、草がぐんぐんとのび、梅雨でしっかり水分を吸った今の季節は
まさに染めシーズン。
あれもこれも身近な草を染めてみたいと思いながら、まずは定番の草から染めてみました。
昨年、夏の終わりによもぎのミョウバン媒染で染めた時、
結構茶味がかってる気がしてました。
去年の染め糸と比べてみると、やはり今回染めた糸より茶味がかっていました。
左2カセが今回染めたもの。右2カセが昨年晩夏の染め。
採集の季節で染め色が違うことは
染めの本を通して知識として知っていたことではありますが
こうして比べられて実感できたことがうれしいです。
もちろん、色の優劣の問題ではなく、私にとってはどちらもが大切ないとおしいよもぎの色。
その時々で染まった色を活かせるように織りたいです。
染め、織り、展示の日々は忙しく
時間をつくって染めるのが精いっぱいで(何年もやってるのにお恥ずかしながらですが)、
前まではあまり気にできていませんでしたが、
草が活き活きとしている時に染める、
あらためて気づけたことが収穫でした。
とは言え、良い環境、良い状況を求めすぎるのも違うかな。。。と思うので
良い塩梅で自然に無理なくやっていこうと思います。