琵琶湖の水草染め灰汁媒染
すこし前に琵琶湖の水草の灰をいただき、
初めて灰汁媒染で染めました。
写真だと分かりづらいですが
ミョウバン媒染寄りの色に染まりました。
より深みが増した気がしています。
なかなか自分で灰を作ることは私にとっては
ハードルが高く灰汁媒染自体、
あまりやったことがなかったので良い経験になりました。
水草の灰を譲ってくださった琵琶湖の水草工芸利用研究所の
代表理事のglass imeca神永さんにもさっそく報告しました。
美しい琵琶湖彩のガラスを制作する神永さんが
立ち上げられた琵琶湖の水草工芸利用研究所です。
HPも素敵にととのえてくださっています。
どうぞご覧ください。
Biwaco iRo – 琵琶湖彩 – びわこいろ| 滋賀県
琵琶湖彩の花器と水草染めの敷物。
藍生葉染め
夏の思い出
9月に入り、まだまだ残暑ですが
早朝の散歩は涼しく、、、肌寒いくらいになりました。
8月の終わりには子供たち数人と先生が
工房見学に来てくれて、
藍生葉のたたき染めWSをやりました。
葉っぱをたたいて
色素を布にたたき出します。
みんな夢中になってやってくれて
楽しんでもらえたようです。
たたいた後の葉は紙になすりつけて
自由に描いてもらいました。
初めての試み、私にとっても良い経験となりました。
WSも今後やっていきたいことのひとつです。
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夏は暑すぎてあまりわらを連れてあるけないのですが
早朝に琵琶湖へ行き、お散歩してきました。
いろんなわんこがお散歩していて
うれしそうに歩いてました。(わらはわんこ好きわんこ。)
水辺、空、雲の美しさ。
いつ来てもここはいいなぁと思います。
待宵草の染め
昨年は染めそびれた待宵草ですが
今年は染めることができました。
空が明るくなるのを待って採集へ出発。
朝日に染まるやわらかな空の色がきれいでした。
鉄媒染でこっくりとした茶色に
変化します。
前にも書いているようにも思いますが
この色は染織修業時代に通った草木染め教室で
初めて染めた色。
とても美しく染まったこの色に心魅かれて
草木染めを続けられたように思います。
当時はまわりの人から
草木染め手織りでやっていくのは難しいよ…と
よく言われました。
そんなことをふと思い出した夏の日でした~。
どんなかたちであれ、自分のペースで
良いと思うものをつづけていくのが大事ですね。
暑い暑い夏、
秋に向けて制作をすすめていきたいと
思います。
次は10月に滋賀での展示の予定が入りました。
また詳細もお知らせします。
皆さまも熱中症など気をつけて
頑張りすぎる人は気持ちゆるめて
お身体お大事にお過ごしください。
わらをお迎えして初めての夏。
毎朝5時に起きてお散歩。
お弁当作りや朝ごはん。
洗濯、掃除、畑まわりのお世話。
朝の時間があっという間に過ぎてゆきます。
すこしごろーんとしてくつろぐと
あそぼうよ♪と
タオルをもってくるわらです。
タオルのひっぱりっこあそびが定番です。
わんこのお世話は大変ですが
それ以上にかわいさが上回ります。笑
大井農園さんのバラ染め
先日、滋賀県守山市のバラ農家さん、大井農園さんへ行ってきました。
前回に続き、出荷できないお花を染め用にわけてもらいました。
ルージュロワイヤルというお花100本です!
車中、良い香りに包まれて運びました。
本当に美しいお花です。
いつもながら、染めにはもったいない…と
思いながらも私のもとへやってきてくれたお花たち
大事につかわせていただきます。
煮出し作業。とてもきれいなピンクの染液。
でもこの色には染まらない…。
染めあがり。
左が麻糸、鉄媒染。右が絹糸、ミョウバン媒染。
バラのピンクが奥に感じられるようなお色です。
きれいな色が染まりました。
昨年はストールを制作しましたが
今年はまた違うかたちも制作したいと思います。
このような機会をいただき
大井農園さんに心から感謝です。