赤麻染め
今年も赤麻で染めました。
今年は家の近くの散歩道にたくさん生えてるのを見つけました!
いつ染めようか、と思っているうちに
いつもよりすこし遅い時期になってしまいました。
勢いあるピークを過ぎ、晩年な雰囲気。
煮出すと濃いしっかりした染液がとれましたが
染めてみると例年より茶味がかった感じになりました。
草にも若々しい時期、旺盛な時期、晩年と
草の一生の中でそれぞれの時期の色を見せてくれるようです。
今年染めた色も大事に使いたいと思います。
毎日、暑いですね。
織りの仕事部屋にクーラーをつけました。
涼しいと、こまかい作業も集中できます。
覚えたての野草うどんを作りました。
ツユクサのうどんと、夏野菜とツユクサ、カラムシの天ぷら、
カラムシの磯部和え。
野草を食べてると力が湧いていくる気がします。
(夫にそれを言うと、思い込みタイプと言われます。笑)
染めしごと、畑しごと
暑いですが、しばらくは染めしごとが続きます。。。
すももの枝染め。
引っ越し前にお隣さんからいただいたものですが
時々、天日干ししながら保存しておきました。
太い枝をのこぎりでなるべく切って
時間をかけて煮出して染液をとりました。
大豆は夏至の前に蒔くと身体ばかり大きくなって
実が大きくならないということで
夏至を過ぎてから、大豆の種蒔き。
すぐに芽が出た子と、すこし経ってから芽が出た子がいました。
ようやく整備しつつある畑に大豆を移植しました!
かるく草刈りだけして、藍やコブナ草を植えたところと
畝をつくったところと、草むらも残しました。
草をきれいに刈り、1畝たてるだけでも
かなりの重労働で、
もう1畝は夫にも手伝ってもらいました。
はじめての畑づくり。
すこしづつ、楽しみつつ、すすめていきたいと思います。
大井農園さんのバラ染め
この前の展示で知り合った滋賀県内の守山市で
バラ栽培を営む大井農園さんに先週伺ってきました。
咲きすぎやお花に傷があったりのさまざまな理由で
出荷できないお花が出るそうです。
そういうお花を大変有難いことに染め用に
いただいてきました。
バラの美しさと甘い香りに癒されながら
花びらと枝葉を分け、それぞれに染めました。
右がイヴピアッツェ、
左がワイフオブバスという品種です。
初めてのバラ染めなので
本やネットで前もっていろいろ調べました。
酢酸などの酸に浸けて花びらの色素を抽出する方法もあったので
試してみましたが、あまり染まらなかったので
煮出して染める方法で染めました。
チャコールグレーが鉄媒染。
黄土色系がミョウバン媒染。
しっかりとした良い色が染まりました。
冷凍保存のお花もいただいたので
また染めてみたいと思います。
普段は野生の草木に目がいきがちですが
バラのお花が本当に美しく、
丹精こめて育てられたお花の素晴らしい美しさにも
魅了される機会となりました。
大井農園さんに心から感謝です。
このような機会をいただきまして、ありがとうございました。
明日から展示がはじまります!
夕方から搬入に行ってきました!
雨霞琵琶湖展、
霞にかけまして、作品とともにかすみ草のお花でいっぱいに飾り
とても素敵な展示となりました!
梅雨真っ只中のじめじめのお天気が続きますが
気分転換にどうぞ見にいらしてください♪
お待ちしております!!!
~雨霞琵琶湖(あまがすみびわこ)~
6月22日(水)~6月28日(火)
近鉄草津2階プラグスシガコレクション(スターバックス前です)
10:00~20:00
*最終日は17:00まで。
ガラス:glass imeca
陶:野村佳苗
染・手織り:佐藤亜紀
陶:栗田千弦
絵付け:紀澤
お花:cre.co.co
今回は、琵琶湖の水草染めの作品を
たくさん作りました。
ストールはもちろん、小物も充実しています。
一昨年、昨年と生地作りのサンプルに取り組んだおかげで
今年はいろいろ新しい袋ものを制作できました。
三徳袋。
チャックの袋ものも便利ですが
布とひもで袋になっている感じ、とても好きな形です。
ペンを入れて筆入れみたいに使っても
化粧ポーチにしたら、渋くてなかなか良いかもです。
御朱印帳も入るかな。
文庫本の持ち運びにも。
ショルダー。
水草染めと藍のストール。
水草色をメインにシンプルな雰囲気にしました。
夏の涼しげな装いにぜひです。
また、展示の様子もアップできたらと思います。
5月も終わり
日々の散歩をしながら草の様子を見るのが楽しく、
次はあの草、その次はあの草を染めてみたい…と
季節を追いかけるように過ごしています。
5月の振り返り。
画像だと、なかなか微妙な色が出ないのですが
春らしいやわらい淡い黄色です。
カラスノエンドウとスギナの染め。
スズメノエンドウ。野原のような緑味の黄色。
ヤシャブシの実の収穫。
昨年も一昨年も2月3月にはすっかり実が落ちていたのですが
今年は寒かったからなのか⁈5月に入っても実がついています。
時々、見に行っては落ちているのを拾ってきます。
ヤシャブシの実のこともそうですが
昨年は群生していた草も同じ場所に同じ頃に見に行っても
今年はそこまで生えてなかったりします。
自然もいつも同じではなく、広い視野でみたら
自然は自然なりのバランスをとりながら季節が巡っていくのかなぁと感じました。
琵琶湖の水草染めの制作もすすめています。
ミョウバンや鉄媒染の糸を混ぜて織りました。
麻のショルダーです。
携帯やお財布、メモ帳が入るサイズ。
小さめ巾着。
5月のはじめには、有難いことに
筍をたくさんいただきました。
炊き込みご飯やお味噌汁、春巻き、キーマカレー、ソテー、
など美味しくいただきました♪
6月は、滋賀県の近鉄草津店にて展示があります。
制作に励みます!
6/22~28 近鉄草津店2階プラグズマーケット「雨霞琵琶湖~あまがすみびわこ~」展