織りしごと、縫いしごと
今日から12月!
早いもので今年もあと一カ月ですね。
友人と電話で話して、年末の楽しみな予定を立てました♪
今年のうちにの、やることもまだまだ残っています。。。
さぁ、制作もがんばらねば!!
次のヒナタノオトさんでの「糸ぬの歳時記」のオンラインの企画は
新年、2021年1月16日~の予定です。
新しい年も、皆さまに楽しんで作品を見ていただけるように
制作をがんばります!
最近は、制作のために歳時記や季節の言葉の本をよくながめています。
今の季節も美しい言葉がたくさんあるなぁと思います。
たとえば、
「星冴える」
「冬銀河」
「雪明り」
「雪催」(ゆきもよい)
美しい言葉の響きとその情景が浮かぶようですね。
特に雪に関する言葉は、雪国育ちなので
情景と言葉がぴたっとはまり、イメージがふくらみます。
「雪催」は、雪が降りそうな空模様のことだそうです。
重たい雲に覆われたグレーな空、
ぐっと温度が下がり、ツンとした寒さ、
あ~雪が降るなぁと直感でわかります。
どんな感じのものを制作しようか、悩みながらも
楽しく心ゆたかになるような時間です。
冬の日差しのようなやわらかさと
ひだまりのあたたかさ。
経糸は絹糸。
緯糸はアルパカウール。
こちらは
さつま芋とよもぎ白玉のぜんざい♪
お芋が甘いので、お砂糖はほんの少しにして炊きます。
おなかがじんわりと、あたたまりました。
黄色の染め
ありがとうございました
ヒナタノオトさんのオンラインストアでの
「糸ぬの歳時記」終了しています。
お礼が遅くなってしまいましたが
気にとめて見て下さった方、お買いものして下さった方、
本当にありがとうございました。
今年は直接触れていただけるような展示の機会も少なく、
オンラインを通してお選び下さった方がいらっしゃったことに
とても励みをいただきました。
このような場をつくっていただき、いつも応援して下さるヒナタノオトさんにも
心から感謝申し上げます。
また次の季節の「糸ぬの歳時記」に向けて制作しています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
最近のお茶の時間。
友人からの贈り物の竹細工ドリッパー。
とても気にいっています。
土瓶で沸かしたまろやかな湯でコーヒーを淹れると
おいしくて幸せな気分です♪
赤や黄の落ち葉を見ていると
さぁ次はどんな色を織ろうかなって
わくわくした気持ちになります。
生きる ぼくら
久しぶりに小説を読みました。
夜、眠る前にお布団にごろんところがってページをめくる楽しみ♪
読んだのは、原田マハさんの「生きる ぼくら」。
ひきこもりだった主人公が、紆余曲折あって、
米作りに出会い、「自然の田んぼ」を通して自然や人のぬくもりに触れ
とじこもっていた人生がひらいていくストーリー。
素敵だなと思ったことのひとつには、おにぎりのお話。
(本書から抜粋)
「人の手でむすばれたかたちをしている」
「ふたつの手と手を合わせて、ほっこりと握る。
それがおにぎりのかたち。
これを食べる人が健康でいっぱいご飯を食べれますようにっていう、
作った人の祈りのかたち」
誰かに作ってもらったおにぎりは
お茶碗によそったご飯とはまた別のおいしさがあるように感じます。
人の手からは思いや祈り、そんな目には見えないチカラが宿るんだなと
あらためて思えました。
読み終えて、「生きる ぼくら」という題名が
ふかく心の中でゆらゆらとあたたかな余韻をのこしています。
ますます田んぼを体験してみたくなりました。
出会えてよかった一冊です♪
コチニ―ル染め。ミョウバン媒染。
秋の果物のような実りの色が染まりました。
ヒナタノオトさんのオンラインストアでは
引き続き、作品を紹介いただいています。
どうぞよろしくお願いいたします。
○いと布歳時記「寒露」→☆
○ソラノノオト→☆