スザニ展
東京に行った時に
行ってみたいリストのひとつに、
岩立フォークテキスタイルミュージアムが
あったのですが、
念願かなって行ってきました!
先月の話なのですが、
おすすめなので、
アップしておきます。
スザニの企画展をやってました。
刺繍をほどこされた装飾用の布地のことで、
主にウズベキスタン、カザキスタン、タジキスタン等の
中央アジアで作られています。
私が訪ねた時は、お客さん私ひとりだったのですが
館内で、館長さんがちょうど雑誌の取材を受けていて、
丁寧な作品解説を一緒にお聞きすることができました。
展示されてる布は、ショーケース無しで
直接見ることができたのもよかったです。
布のすみずみまで目をこらして、
見てきました。
大胆な図柄と色合わせ、本当にすばらしかったです。
砂漠を旅する遊牧民は、
テントの中で、お花を家にかざるような気持ちで
こういったあざやかで大胆な柄のスザニを
かざって楽しむのだそうです。
刺してある布地の風合いも素敵でしたし、
刺してある草木染めの糸の色も
時を経た美しさを感じました。
砂漠の中で、どこまでも広がる大地、
見上げると広がっている大空。
その中に佇んで対峙する。。。
その環境だからこそ、
生まれるカタチと色なのだそうです。
植物のエキスで染めた布を
羽織ることで、身を守っていたこと。
植物のカタチを刺繍することで、
身の安全を願っていたこと。
大地から生まれた壮大な背景のある布を前に
胸がいっぱいになりました。
言葉では表現しきれませんが、
やっぱり本物を見るってすばらしくて
大切なことだと思います。
また行きたいです。
岩立フォークテキスタイルミュージアム
「鮮やかな刺繍布 スザニ 中央アジアの服装」
2015年11月14日まで
木・金・土曜日 10時~17時開館
東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩2分