今日はストール「朽葉」をご紹介します。





絹100%
染め色:桑、ヤシャブシの実、待宵草、くるみ果皮など
紅葉の後の落ち葉の色のうつろい。
「朽」という字はストール向きではないかなとも思いましたが
紅葉盛りも美しいし、朽ちてゆくうつろいにも美しさを感じる、
と思いこのタイトルにしました。
落ち着きがあり、装いにすっとなじんでくれる
そんな一枚に仕上ったのではと思います。
今日は気持ちのいい秋晴れです。
ようやく、作品がそろいましたので
ヒナタノオトさんに発送しました。
秋のオンラインストアの日程については
ヒナタノオトさんから連絡がきましたら
またお知らせさせていただきます。
作品について、こちらでも
すこしづつ紹介させてもらいます。
まずはストール。
「芒原」すすきはら。
秋のひかりや風にゆれる芒の野の情景を
思い浮かべながら織りました。
絹100%


経糸・絹/緯糸・絹、綿



ベージュコーデもいいなぁと思います♪
染め・よもぎ、イタドリ、待宵草、など。
そろそろかな、と思い、芒の広がる場所へ
見に行ってきました。
美しい景色に心洗われました。
玉ねぎの皮染め。

綿糸と右端がリネン。

茜染め。
綿糸と右端がリネン。

織りと並行して8月から続けていた染め作業もひと段落して
またしばらくは織り作業に集中します。
綿や麻の糸は下地染めのひと手間がいるため、
織りに入れるまでに長く時間がかかります。
精練(洗い)→乾燥、豆汁下地→乾燥、染め→乾燥、経糸糊付け→乾燥。
特に今年は雨の日が多く、ただでさえ乾燥しづらい綿糸が
なかなか乾いてくれず、雨が続くと洗濯物と糸で
部屋の中がいっぱいになってしまったことも。
その分、お天気の日は糸が外に干せて気持ちよく乾き、
おひさまの有難みをしみじみ感じたのでした。
じっくり染めた糸、どれも良い色が染まったと思います。(手前味噌ですが。)
1階の染め場(台所)と2階の織の部屋を
行ったり来たりする日も多く、ある意味良い運動にもなりました。
夜は疲れ果てて、ぐっすり眠れました。
織りしごとの方はこちらが織上がり。

9月中のヒナタノオトさんへの納品に向けて
もうひと頑張りです。
オンラインストアの予定は決まりましたら
またお知らせさせてもらいます。
*
手作りおやつでひと休み。
青紅葉染めのマットのグレーと器のブルー、
苺パウンドケーキの色の組み合わせ、なかなか良いのでは♪
と思いながらいただきました。


実は、パウンドケーキは初めて作りました。
手作りもなかなかおいしいものですね。
ハンドミキサーがほしくなりました♪
今年はまだ栗が落ちてこないので
昨年拾って乾燥させたもので染めました。

写真ではグレーに見えますが
実際にはもうすこし茶味がかったこっくりとした色。
なんとも秋らしい。。。

今年も栗の木の実がたわわです。
栗ごはんするのが楽しみ♪

今日の窓からの眺め。
曇りからしとしと雨へ。
外が静かに感じます。

次の経糸。整経後の大管。
織機に糸をかけ終わったところです。
イタドリで染めたやさしいベージュがメインの色合い。
思い描く情景を頭の中で宙に浮かせて
織りはじめです。
今年も無事に藍が育ってくれて
染めることができました。
昨年まではジョーロで地道に水やりしていましたが
長いホースとシャワーを購入し
ずいぶん水やりが楽になりました♪
と言っても8月は雨続きだったので
毎日見守るのみでしたが…

今年は8月の初めと終わり、
2回に分けて染めました。
1回刈りとった後も、すくすく育ってくれます。
あれやこれやの忙しさもひとまず横に置いておいて
よく晴れた気持ちの良い夏の一日、染めの時間を満喫しました♪




黄色はコブナ草の染め。
緑はコブナ草と藍生葉の重ね染め。
あともう一回染められたらと思いますが
もう花が咲いてしまうかな。
織りしごとの方は
秋色が織り上がり。