糸染めいろいろ

日々・制作

いよいよ京都伊勢丹での会期がせまってきています。
織りしごとに、集中、集中。
皆さまに見ていただくことを楽しみにして制作に励みます!

寒いのでどうぞあたたかくしてお過ごしください。

 

 

アルパカウールの糸染め。
右から
茜、コチニ―ル、玉ねぎ皮ミョウバン媒染、鉄媒染。
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修行時代、化学染料ではウールの糸を本当にたくさん染めてきましたが
草木染めではウール系の糸染めに取り組みはじめて3年目。
まだまだですが、昨年よりしっかりした色が染めれている気がしています。
あせらず、じっくりと取り組む、これが何よりの近道ですね。。。

 

 

「~心ときめくおくりもの~暮らしの中の風景展」
12/15(水)∼12/25(土)
10:00~20:00
(最終日午後6時終了)
JR京都伊勢丹8階ステージ#8

どうぞよろしくお願いいたします。

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草木の色と親心

日々・制作

寒くなってきましたね。
最近は冬ものマフラーに取り組んでいます。

かぼちゃ色系の小ぶりマフラー。
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やわらかなピンク色系。
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草木染めをはじめた頃は、
まだまだわかってなかったな、と思います。
続ける中で、草木の色にどんどん魅かれていきました。
赤や黄、などひとことでは言い表せない何層にもかさなりあうような
深みのある何とも言えない色、
その時の光、時間、自分の心情にもよってうつろうように感じる色。
感覚が研ぎ澄まされることで見えてくる色の世界に
あぁいいなぁとただただ思う。

いわゆる草木らしい色は、
見る人によってはただの地味な色、
前はそういう色を主にしたものは織らなかったけど
最近はそういう色の良さを伝えたくなりました。
装いにすっとなじませたら素敵だなと思う。

そういう色の良さを活かせるにはまだまだ力量の足りなさを
感じてはいますが。

この前、ものづくりの友人と話し込んでいて
そんな話になりましてこちらでもと思い書き留めました。

ここからは宣伝みたいになってすみません。
この秋に制作した「芒原」はまさにそのような想いで
織りました。
自分の手からうまれた作品は我が子のよう。
もしかしたら主張すくなく控えめであまり目にとまってもらってないのかも。。。と思い、
親心からもうすこし、この子のことを紹介したくなりました。
(買ってほしいという強い気持ちではなく、本当に親心。。。笑)
哀愁ただようようなシックなベージュ系の色。
やさしく滋味深い色の世界を味わってもらえると思います。

ヒナタノオトさんのオンラインストアに並んでいますので
どうぞよろしくお願いします。→
絹100%の方は、さらりとした質感の大人な雰囲気。
絹・綿は、すこしカジュアルめな雰囲気。

追記:ヒナタノオトさんオンラインストアでのお取り扱いは終了しました。
ご覧頂きました皆さま、ありがとうございました!

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来月の展示

日々・制作

早いもので、11月も後半となりました。

次の展示が今年最後となります。
月並みな言葉ではありますが
心をこめて制作中です。
どうぞ見にいらしてください。

「~心ときめくおくりもの~暮らしの中の風景展」
12/15(水)∼12/25(土)
10:00~20:00
(最終日午後6時終了)
JR京都伊勢丹8階ステージ#8

 

ヒナタノオトさんのオンラインストアでも
作品を引き続き出品中です!
どうぞよろしくお願いいたします。→

 

織り上がりの生地。夏に染めた赤麻の色。
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すももの木の枝の染め。ミョウバン媒染。
やわらなピンクのようなオレンジのような色が染まりました。
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絹糸。
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綿糸。
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マリーゴールドの花染め。鉄媒染。
綿糸。
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窓から見える風景。
色づいた山々が夕陽色に染まってきれいでした。
日が沈むまでいつまでも見ていたいような色。
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最近のこと

日々・制作

今日は秋晴れの気持ちのいいお天気!
玄関先のもみじも色づいてきました!
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見てるとほのぼのした気持ちになります。

 

種採り。藍とコブナ草。
また来年へ。
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ここのところは、染めを中心に織り作業もすこしずつ
すすめています。

綿や麻素材の生地も織るようになり、この時期は冬物ウール系も染めるので
前より染めが忙しい最近です。
初期の頃から、こんなに手広く素材を扱ったら頭がこんがらがって
何をやりたいのか見失いそうですが。。。
何年も絹糸中心にやってきたベースがあるので
一歩ずつ広げていけるように思います。
まだまだ試行錯誤中ですが、回数を重ねていくことでみえてくることがあり、
この先への糧となっている気がしています。

栗のイガ染め。ミョウバン媒染。
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玉ねぎ皮。ミョウバン媒染。
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ほっとひと息のおやつ。
小豆とさつまいもぜんざい。よもぎ白玉を入れて。
身体も心もじんわりあたたまる味。
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水草染め

日々・制作

同じ滋賀県内でガラス工房を営むglass imecaの神永さんは
琵琶湖の水草を灰にしてガラスに溶け込ませた作品を制作しています。
琵琶湖彩(びわこいろ)と名付けられた作品は
水辺を思い浮かべるようなとても美しい作品です。
(その他のガラス作品も制作されています。)

「水草で染めてみませんか」とお声がけいただきまして
水草を乾燥させた粉状のものを送ってくださいました。
どんな色が染まるんだろう♪と
ひとまず絹糸を染めてみたら染まったので
どんなものにしようかなと、他の制作の合間に試し織りをしつつ
ようやく糸が決まったので、先日染めました。

絹糸。
左が鉄媒染。
右がミョウバン媒染。
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麻糸。
左が鉄媒染。
右がミョウバン媒染。
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落ち着いたやわらかな色が染まりました。

 
煮出した染液です。
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染め後の水草。
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お送りいただいてから、時間が経ってしまい、ゆっくりの進みで申し訳ないですが
形にできるようにすすめていきたいと思います。

神永さんは全国あちらこちらで出展されていますので
お近くの方、どうぞ足をお運びください♪
出展スケジュールは神永さんのサイトでぜひご覧になってください。→