赤麻染め

日々・制作, 野草

今年も赤麻で染めました。

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今年は家の近くの散歩道にたくさん生えてるのを見つけました!
いつ染めようか、と思っているうちに
いつもよりすこし遅い時期になってしまいました。
勢いあるピークを過ぎ、晩年な雰囲気。

煮出すと濃いしっかりした染液がとれましたが
染めてみると例年より茶味がかった感じになりました。

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左2かせが去年、一昨年の分。
右3かせが今年染めた色です。
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草にも若々しい時期、旺盛な時期、晩年と
草の一生の中でそれぞれの時期の色を見せてくれるようです。
今年染めた色も大事に使いたいと思います。

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毎日、暑いですね。
織りの仕事部屋にクーラーをつけました。
涼しいと、こまかい作業も集中できます。

覚えたての野草うどんを作りました。
ツユクサのうどんと、夏野菜とツユクサ、カラムシの天ぷら、
カラムシの磯部和え。
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野草を食べてると力が湧いていくる気がします。
(夫にそれを言うと、思い込みタイプと言われます。笑)

野草うどん

野草

久しぶりに野草料理教室へ行ってきました。

まずは、外へ出て、先生の説明を聞きながら野草摘み。
イノコヅチ、ツユクサ、カラムシ、オオバコ、笹などを採集。

イノコヅチ
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今回のメニューはカラムシとツユクサの手打ちうどん、
ツユクサのおひたし、
ツユクサとイノコヅチ、オオバコの天ぷら、
玄米ごはんまん、笹茶。

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緑がきれいな野草うどん♪

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天ぷらうどんには、しょうがと梅干を混ぜた大根おろしを添えます。
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ごはんまんは、炊いた玄米ごはんに、ひじきや炒めた人参、豆腐をまぜて
オオバコにのせて蒸したものです。これが本当においしい!!!

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午前9:45から始まった料理教室、
みんなで手分けしながら作って、
お昼ごはんにありつけたのは、午後3時。

下ごしらえに、ひと手間もふた手間も惜しみなくかけて
仕上げてゆく料理。

本当に滋味深く、心の底からおいしいと思える味でした。

野草の先生は変わらずに、
大切なことを伝え続けてくださっていて、
深い学びの時間となりました。

大切に思っていたいことに目を向ける時間でもありました。
また近いうちに、家のまわりの野草を摘んで作ってみたいと思います。

途中、笹で手を切ってしまう方がいましたが
よもぎのお手当をすると、しばらくするうちに
止血して、痛みもなくなったようです。

よもぎのお手当は、生のよもぎの葉1.2枚の少量を洗わずに
噛んで唾液となじませ、そのよもぎを患部に貼っておきます。
擦り傷や蚊にさされ、思っている以上によく効きます。
子供の擦り傷には、母の唾液となじませたよもぎが良く効くとのことです。

その昔、パン屋さんでアルバイトしていた頃、
誤ってパンのスライサーで手を切ってしまい、
1度目は病院で処置してもらい縫いましたが
2度目に切ってしまった時は野草のことを学んでいましたので、野草の先生に聞きながら
このよもぎのお手当で治すことができました。
どこにでも生えているよもぎ、お薬にもなり、
染めにもつかえて、本当に万能なすばらしい野草だと思います。

 

染めしごと、畑しごと

日々・制作, 野草

暑いですが、しばらくは染めしごとが続きます。。。

すももの枝染め。
引っ越し前にお隣さんからいただいたものですが
時々、天日干ししながら保存しておきました。

太い枝をのこぎりでなるべく切って
時間をかけて煮出して染液をとりました。

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秋色にさっそく使いたいようなきれいな色が染まりました!

茜染め、第一弾。
今シーズン、あと何回か染めると思います。
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大豆は夏至の前に蒔くと身体ばかり大きくなって
実が大きくならないということで
夏至を過ぎてから、大豆の種蒔き。
すぐに芽が出た子と、すこし経ってから芽が出た子がいました。
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ようやく整備しつつある畑に大豆を移植しました!
かるく草刈りだけして、藍やコブナ草を植えたところと
畝をつくったところと、草むらも残しました。

露草が美しい季節。
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草をきれいに刈り、1畝たてるだけでも
かなりの重労働で、
もう1畝は夫にも手伝ってもらいました。

はじめての畑づくり。
すこしづつ、楽しみつつ、すすめていきたいと思います。

大井農園さんのバラ染め

日々・制作

この前の展示で知り合った滋賀県内の守山市で
バラ栽培を営む大井農園さんに先週伺ってきました。

咲きすぎやお花に傷があったりのさまざまな理由で
出荷できないお花が出るそうです。
そういうお花を大変有難いことに染め用に
いただいてきました。

バラの美しさと甘い香りに癒されながら
花びらと枝葉を分け、それぞれに染めました。

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右がイヴピアッツェ、
左がワイフオブバスという品種です。

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初めてのバラ染めなので
本やネットで前もっていろいろ調べました。
酢酸などの酸に浸けて花びらの色素を抽出する方法もあったので
試してみましたが、あまり染まらなかったので
煮出して染める方法で染めました。

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チャコールグレーが鉄媒染。
黄土色系がミョウバン媒染。
しっかりとした良い色が染まりました。

冷凍保存のお花もいただいたので
また染めてみたいと思います。

普段は野生の草木に目がいきがちですが
バラのお花が本当に美しく、
丹精こめて育てられたお花の素晴らしい美しさにも
魅了される機会となりました。

大井農園さんに心から感謝です。
このような機会をいただきまして、ありがとうございました。

展示終了しました!ありがとうございました!

展覧会

近鉄草津店での展示が終了しました。

たくさんの方にお越しいただきまして
本当にありがとうございました。

不在の時に来てくださった方、すみませんでした。

初めての場でしたが
草木染め手織りに興味をもってくださる方が多かったように思います。

琵琶湖の水草色も興味津々で見てくださりました。

旅立っていった作品が暮らしのお供として
楽しんでいただけましたら
とても嬉しいです。

出展者の皆さまも素敵な方ばかりで
楽しく一週間過ごさせてもらいました。
今回、企画していただいたglass imecaの神永さんには
本当にお世話になりまして、感謝ばかりです。
神永さんのお人柄もあって、
充実な展覧会となったと思います。

滋賀での展示も初めてのことでしたが
またあらたな出会いもあり、
新鮮な風が吹き込んでくれた気持ちです。

さまざまな向かい風に一喜一憂してしまう
まだまだ未熟な私ですが
草木の色の味わいを楽しんでもらえるように
心をこめてひとつひとつに取り組んでいきたいと思います。

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展示でかざったかすみ草をいただきましたので
アトリエや居間にかざって余韻を楽しんでいます。

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琵琶湖の水草色と藍色。

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(番外編)
我が家の小屋。
土壁が気にいっています。
引っ越してから作品撮影の場所に迷走中で
家のあちこちで試んでいます。こちらはNG写真ですが
小屋と空と緑がいい感じなので、こちらにちらりと。
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