春のよろこび
民藝
先日の織り上がり。
うぐいす色も差し色に加えました。
春らしい雰囲気に。
(藍生葉+マリーゴールド)
今月の雑誌「民藝」は民藝館展特集で
入選者一覧に名前を載せていただきました。
とても嬉しい気持ちに。。。
民藝館展では今まで作り続けてきたストールが入選できたことも
とても有難かったですし
数年前からつくりはじめた小座布団3点が準入選させてもらったこと、
その3点がどなたかのもとへお嫁入りしていったことも
とても励みになりました。
小座布団は、かたちにするまで試作など時間をかけて取り組んだものの
なかなか思うような反応が得られず、
定番のアイテムとしてつくり続けていいものか迷っていました。
今回民藝館展におもいきって、出品できて本当によかったと思います。
またこれからの展示でも、皆さまに手にとってみていただけるように
つくり続けていきたいと思います。
ストールも心をこめて一点一点、気持ち新たに制作していきます。
犬に名前をつける日
今日はしんしんと雪降る夜です。
寒いですね。
ストールを織りすすめています。
絹、綿を交互に綾織りで。
写真だとずいぶんフラットに映ってしまいましたが
良い表情になりそうです。
年末年始、犬にまつわる映画を結構見ました。
その中でも本当に衝撃的だったのが
「犬に名前をつける日」
ドキュメンタリーベースのドラマ仕立てのような映画。
動物愛護センターに連れてこられる犬や猫たちの実態、
動物の保護活動、命を守ることに力をつくす人たちの取り組み。
見てられないような辛いシーンも多かったけど
人間の身勝手で命を粗末にされる動物をこんなにも必死にまもろうと
行動している方々が世の中にいることを知れたのもよかったし
言葉にするとうすっぺらいようだけど
命のおもみを考えさせられるすばらしい映画でした。
うちのわらはもともとは野犬の子。
お母さんはどんなわんこだったんだろう。今も元気にどこかで生きてるんだろうか。
保健所にはどんな風に連れてこられたんだろう、
知ることはできないけど、ふと考えてしまう、わらの産まれてから過ごしてきた時間のこと。
これから先の犬生は笑顔で幸せに生きていこうね。我が家にきてくれて、ありがとう。
多くの方に見てほしい映画だなと思い紹介させてもらいました。
↓
「犬に名前をつける日」
今年もよろしくお願いします。
今年も一年ありがとうございました!
今年もあとわずかとなりました。
毎日があわただしいままに過ぎていき、
なかなか更新できませんでした。
今年後半は、展示がお休みとなったため
初めて日本民藝館展へ出品の作品にじっくり取り組んだり、
今後のサンプル作りをすることができました。
民藝館展の講評会には参加することができず、残念でしたが
全体講評をネット配信で拝見させてもらったり
会期中足を運び、全国津々浦々の作り手の皆さまの
素晴らしい作品を実際に見れたことは
とても勉強になりました。
美しいものとは、、、と考えさせられました。
実直に作り続けることでしかたどりつけない領域があり、
日々鍛錬していくことの大事さを痛感し、
気持ちがひきしまる思いでした。
民藝館展を見に久しぶりに行った東京では
日帰りだったのであまり時間はありませんでしたが
お店や展示をすこし見てあるくことができました。
都会に行くとあまりにもモノがあふれていて圧倒されます。
こんなにモノがあふれていて
わざわざまたモノをつくる意味はあるんだろうか
という気持ちになります。
自分の目指してる方向に迷子になってしまうような感覚。
ものづくりを続けていく中で自分の中の曖昧な部分や、
自分は何をやりたかったんだろう、何を大事に作っていきたいんだろう
そんなことを考えるような時間にもなりました。
きっとこれからも繰り返しこんなことを思うことがありそうですが
結局は身体をうごかし、手をうごかさなければ
何もわからない。
迷子になっても一歩一歩前へすすんでいくしかないのだと自分に言い聞かせて。
その他には今年は畑の勉強をはじめたり
これはいろいろなタイミングが重なったからもありますが
子犬を我が家へお迎えすることができました。
畑の勉強と言っても、作物を収穫するのが目的の方法論ではなくて
自然界全体のことや作物が育つしくみ、
自分自身の暮らしの中でどう取り入れていくかという内容で
まだまだほんの入り口、これから実践しながら
ほそぼそでも長く続けていけたらと思っています。
保護犬のわら(笑)のことは前にも書きましたが
我が家にわらがきて、生活ががらりと変わり
わら中心の生活です!笑
わらのことで一喜一憂し、笑ったり、心配したり。
毎日がてんやわんやですが、それもまた幸せな時間。
どうぞ良い年末年始をお過ごしください。
皆さまにとって新年がすこやかで幸せな時間にあふれていますように。
いつもブログを見て下さり、応援してくださる方、
今年も一年本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。