「京都の染織」展へ行って来ました
京都の近代美術館で開催中の
「京都の染織」展へ行って来ました。
圧倒的な大きなサイズ、巧みな技術の作品の数々。
その中でも、立ち止まって見てしばらく離れられなかったのは
志村ふくみさんの「七夕」という作品。
前にも他の美術館の企画展で見たことがあったのですが、
美しく心ゆさぶられるこまやかな色合い。
ファイバーアートもすばらしいし、おもしろさもあるけど、
織物ってやっぱりいいなって思わせてもらいました。
(4/14まで開催中です!)→☆
最近は虹色を織っています。
そしたら、虹を見ました!
なんだかいいことありそうで、うれしいです^ ^
言葉の表現
先日、東京へのバス待ちの時間、本屋さんでみつけた本。
作品にタイトルをつけるようになってから、
言葉に興味を持つようになり、
日本の季節のうつろいを美しく表現した言葉があることに感動したり、
二十四節季などなどそういった本を手にとるようになりました。
長年、俳句に携わっていた方から、「歳時記は言葉の宝石箱」とお聞きしてからは
歳時記の本も時々のぞいていました。
そんなこともあって、このかわいらしい装丁の本も気になってしまって
購入しました。
本の冒頭には、なぜ俳句を作るのか、俳句の楽しみなどがかかれていますが
心に留まった言葉の数々がありましたので一部抜粋させてもらいます。
・ふだんのなんでもないところに、季節の詩をみつけだすのが俳句
・表現しながら生きることは、流されずに自分の人生をじっくりと見つめながら
生きていくということ
この本を読みすすめていると、
俳句を詠むことと、私が織りたい布というのは
似ているなと思いました。
日常をみつめる時間を持ち、表現したいものをみつけてゆくこと、
美しいものに触れ美しいと思う感性を磨くこと、
その世界観の表現力を養うこと。
ひとつ、大きな展示を終えたばかりということもありまして
課題がたくさんみえてきたように思います。
もっとタイトルの言葉と作品を結び付けてゆけるように
今後はもっと言葉も学んでいきたいなと思います。
本を読んでいたら、私にも俳句できるかも!と思いましたが
なかなか言葉がでてきません。。。
春待つ光
昨日に続きまして
作品の紹介です。
今回は小ぶりの巻きやすいサイズも
織りました。
シックな色合い、男性の方にも巻いていただけると思います。
春の野へ。草摘み。
夕空。
大きめサイズ。
このシリーズ、友人の結婚式に黒のワンピースに合わせて羽織りました^^
シルクのほどよい光沢感もあり、フォーマルな装いにもおすすめです。
雨水。
自然の色の恵みをどなたかのもとへ届けたい
という想いもありますが
私自身も色から元気をもらっているなぁと感じます。
春の展示に並べる色合いを想像して、
手をうごかしながら過ごす時間は寒く長い冬をのりきる活力にもなります。
つくる喜び、つかう喜び、
幸せの循環となりますように。
展示は、16日(土)から23日(日)まで日本橋のヒナタノオトさんで。
初日在廊しています。
どうぞお気軽にお立ち寄りください^^♪
春色
なかなか更新できずでしたが、
いよいよ今週末から
ヒナタノオトさんでの展示が始まります!
「春待つ光」
佐藤亜紀 染織
glass accessory tubu 硝子装身具
2/16 (土) 〜 24 (日)
12:00~18:00
会期中 金曜休み| 最終日16:00まで
作者在店日 共に2/16(土)
会場・ヒナタノオト→☆
東京都中央区日本橋小舟町7-13 セントラルビル1階
電話 & FAX : 03-5649-8048
DMを見てお気づきでしょうか。
ストールとtubuさんのアクセサリー、
DM用にとギャラリーにそれぞれがお送りした作品が
偶然にも同じ色合いだったそうです。
きっと素敵な展覧会になりそうな予感ですね^^
お時間ありましたら、どうぞお立ち寄りください。
春を待ちながら
糸を染め、織り上げた
春色です。
冬から春へ。
冷たい風とあたたかな日差し。
落ち着いた色、シンプルなデザイン、
そういったものも好きなのですが
気持ちが明るく前向きになるような
ぱっとした明るい色が織りたくなる
そんな今年の春色です。
明日は少しシックめの色合いをご紹介します♪
最近のこと
毎日寒いですがお元気にお過ごしでしょうか。
京都にいた頃は季節の変わり目によく風邪をひいて寝込みましたが
不思議と信楽に引っ越してからはまだ一度も風邪をひいていません。
ゆるーく続けている冷え取り靴下も今年で7年目に。
振り返れば、冷え取り靴下を始めてから風邪をよくひくようになりました。
身体の循環が少しはよくなり、毒が出やすくなったのではと思って、
心配はしてませんでしたが、引っ越しを機にまた体質が変化したのでしょうか。
靴下の穴のあく場所もここ2.3年変化しています。
(*絹の靴下は身体の毒を吸って穴があくと言われています。)
風邪をひかないことだけを考えていいこととは言えませんが
自然ののどかさ、空気のきれいさ、今住んでる土地との相性がいいのかな
と思ったりしています^^
最近の制作です。
織り上がり。
茜染め。
1月はじめに滋賀県守山市の佐川美術館に
行ってきました!→☆
とても落ち着く空間、自然光の入り方、展示、
全てが美しく、とても素敵な美術館でした!
また行きたいです♪