草木の色と親心
寒くなってきましたね。
最近は冬ものマフラーに取り組んでいます。
*
草木染めをはじめた頃は、
まだまだわかってなかったな、と思います。
続ける中で、草木の色にどんどん魅かれていきました。
赤や黄、などひとことでは言い表せない何層にもかさなりあうような
深みのある何とも言えない色、
その時の光、時間、自分の心情にもよってうつろうように感じる色。
感覚が研ぎ澄まされることで見えてくる色の世界に
あぁいいなぁとただただ思う。
いわゆる草木らしい色は、
見る人によってはただの地味な色、
前はそういう色を主にしたものは織らなかったけど
最近はそういう色の良さを伝えたくなりました。
装いにすっとなじませたら素敵だなと思う。
そういう色の良さを活かせるにはまだまだ力量の足りなさを
感じてはいますが。
この前、ものづくりの友人と話し込んでいて
そんな話になりましてこちらでもと思い書き留めました。
ここからは宣伝みたいになってすみません。
この秋に制作した「芒原」はまさにそのような想いで
織りました。
自分の手からうまれた作品は我が子のよう。
もしかしたら主張すくなく控えめであまり目にとまってもらってないのかも。。。と思い、
親心からもうすこし、この子のことを紹介したくなりました。
(買ってほしいという強い気持ちではなく、本当に親心。。。笑)
哀愁ただようようなシックなベージュ系の色。
やさしく滋味深い色の世界を味わってもらえると思います。
ヒナタノオトさんのオンラインストアに並んでいますので
どうぞよろしくお願いします。→☆
絹100%の方は、さらりとした質感の大人な雰囲気。
絹・綿は、すこしカジュアルめな雰囲気。