さざ波とウールの眺め

日々・制作

12月11日から、大阪の阪急うめだ本店で
展示が始まります。
クリスマスギフトの企画展参加です。
 お知らせ(NEWS)ページにて詳細をご紹介してますので
どうぞご覧ください。

いつもいつも・・・のことですが、
展示に向けての発送直前まで、余裕なく作業してたため
まったくブログ更新ができませんでした。。。

今回は、2本立てにて、見ていただこうと思います!

まずは、絹とオーガニックコットンの交織の
さざ波のような質感のストールです。
織り上がりの表面は、フラットな感じです。
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仕上げに水通しすると、素材の縮絨率の違いから
さざ波のようなしぼが現れます。↓

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ぐるぐるっと首もとに巻けるような、大きめサイズです。
私は、昨冬は、コートにこのさざ波シリーズの大判ストールを
巻いておりましたが、ウールとはまたひと味ちがうあたたかさでした。
ひと冬巻いて、だいぶしなやかさが出てきています。

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おなじみの吉田麻子さんに紡いでもらったウール糸を
緯糸につかって、大判マフラーも織りました。
肩からぐるっとたっぷり巻けるサイズかと思います。

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房部分の絹糸が良いアクセントになってます。

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経糸の絹は、栗のいがで染めた黄茶色をメインに
たまねぎ皮・樫で染めたグレー茶の筋を入れてあります。
ウールの色をじゃましないよう、うっすらです。
ウールと絹の素材感・色の深みの重なりが、
とても良い感じに仕上がりました。

今回は、経糸の整経(初めに、経糸を織る長さ分つくる作業)の時点で
絹糸の節がかなり絡む事態になってしまい、
ひとつひとつの作業がとても難航して、作業も遅くなりました。反省です。
無事に織り上がることができて、ほっとしています。
織り上がって、縮絨作業して、最終に竿に干したら
何とも言えない濃淡の深いウールの風景が見えてきて、
うれしさ込み上げました。良い眺めです。

皆さん、ぜひぜひ阪急うめだ本店での展示にお越しください。
どうぞよろしくお願いいたします。