工房からの風に向けて。3

展覧会

工房からの風特集!3つめです。

長々、おつきあいありがとうございます。

・工房からの風にまだ行ったことないけど
初めて行ってみようかなとお考えの方には、
こちらをご覧いただけたらと思います。→あらためて、基本事項

 

・工房からの風では、
楽しそうなワークショップも
たくさん企画されています。→こちら。
手織り体験もできますので、
興味のある方はチェックしてみてくださいね。
ちなみに、手織りの先生はnomamaさん(さとうあきこさん!)です。

・「素材の学校」と言う名の
お子様向けのワークショップもありますよー!→こちら。

・そしてそして、
工房からの風ディレクターの稲垣早苗さんと
塗師、赤木明登さんの
トークイベントもあります!→こちら。


・トキニワカフェにて、
おいしいものも充実です。→こちら。

秋の一日、工房からの風にて、
どうぞ楽しんで行かれてくださいね^^

ではでは、作品紹介の続きです。

秋深しのストール。

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こっくりとした赤色。
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実りのしずく。

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いよいよ、明後日です!!

今回2度目の出展なのですが、
はじめての出展の頃は、
染めて織って、どうにかカタチにするこで
精一杯でした。
織りに対して、
学んできたことに忠実に、
~しなければいけない、
その縛りがとても多かったように思います。

そこから、
自分なりの試行錯誤を重ねるうちに、
すこしずつ、気持ちが自由になってきました。

織りたいイメージ、情景が
ふつふつとわいてくるようになりました。

少し前の展示の機会の時に、
作品を手に取って下さった方が、
「このストールにはタイトルがついてるんですね?」
と言われたので、
「物語や空想の世界が好きなので、
そういうイメージでタイトルつけてます」
とお答えしました。

そしたら、その方に
「このストールをまとうってことは
その物語の世界に包まれるってことなんですね」
となんとも素敵なお言葉をいただきました。

つくることが、ただの手作業にならないように、
もっともっと楽しくわくわくするような布を
つくっていきたい、
布の世界観を深めていきたいと
改めて思いました。

うまくまとまらないままに、
そろそろ、特集を終わりたいと思います。

どんな二日間になるんでしょうか。。。

明日のお昼に、高速バスで出発します。

 

長くなりましたが、
ぜひぜひ、工房からの風に
あそびにきてくださいね。

 

緑色のストール(工房からの風に向けて。2)

展覧会

ここ最近は、
工房からの風まであと何日、
と唱えるように
過ごしていて、
せわしなかったのですが。。。

この秋晴れの季節は、
本当に織り日和!で
陽射しがおだやかで
風がここちよく
いつまでも織っていたいと
思うような気持ちよさでした。

ではでは、
作品紹介の続きです。

はじめての緑色系のストール。

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えんじゅや刈安、ざくろで
染めた黄色に、
奈良の箱本館さんで藍を
重ね染めした
緑色。

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草木の色に対して
藍染めの色って、
濃厚というか深いというか
そもそもの色の質が違うような。。。

やはり、藍の葉から
月日をかけて発酵・熟成されてるだけに
色がどっしりとしてるんですよねー。。。
(個人的に思ったことです。)

ずっと草木染めの糸しか使ってなかったんです。
一昨年、奈良の箱本館さんとの出会いもあって、
藍染めの糸も使ってみたいと思って
使い始めたのですが、
はじめの頃は
もう全く使えませんでした。。。

いつもの草木の色に対して、
すごーく異質な色なので
すこし効き色に使おうと思って
緯糸に一本入れるだけでも
違和感があるので
入れられない。

でも、藍の色はすごく心魅かれるので、
使ってみようと
たまに緯糸に入れてみては、
やっぱりムリでしたーと
糸をひきぬく。。。

糸入れの引き出しの中で
ずいぶん眠らせておきました。

使えるようになったと言ったら
おこがましいですが、
藍染めの糸を織れるようになったのは
最近のようにも思います。
やっと藍の糸が私の手や
他の草木の色となじんできてくれたようです。

ウールのことでも然りですが
私の手しごとは、一歩一歩、
時間をかけてしか
すすめないようです。

なので、緑の糸は
私にとっては大きなチャレンジでした。

今回の緑色へのチャレンジ、
織り上がり、巻きごこちは、
さあ、どうなんでしょー??
こちらも、工房からの風にて
試してもらえたらうれしいです。

余談ですが、
そういえば、ずっと前に
とある料理のシェフの方が、
じゃがいも、ニンジン、茄子、、、、
ひとつづつと友好関係をむすんで
友達になってきた、
みたいなことを言ってました。

今になって、その感覚、
わかるわかる、
とうなづけます。

ウール・シルクのマフラー(工房からの風に向けて。1)

展覧会

工房からの風は、10月17・18日です!!

今日はようやく!無事に!
作品等の発送を終えました!

なかなか更新できませんでしたが、
いろいろ紹介していきたいと思います。
長くなりますが
おつきあいいただければ
うれしいです。

まずは、
ウール・シルクのマフラー。

経糸には、シルク。
緯糸には、吉田麻子さんに手紡ぎしてもらった
ウールの糸を使っています。
吉田麻子さんのHP

かれこれ2年前。
冬ものにウール系のものを織りたいなと
思って、糸を探してた時に、
麻子さんから紡いでもらえることになったのでした。

はじめて、
麻子さんから送られてきた糸を見た時、
糸のぽこぽこしたリズム、
あたたかみ、
色の深み、
なんてかわいい糸なんだろう
と思いました。

いくつか小さいサンプルを織りながら
経糸の太さややわらかさを
麻子さんの糸に合うように調節して
まずは、一本織り上げました。
なかなか、思うように
シルクとウールが
仲良く混じり合った布目にならず、
ウールに取り組む難しさを
感じました。

私の織ったマフラーを見た麻子さんが
今度は、私の織りに合うように
糸を紡いで
また私のもとへ
送ってくれました。

そして、
私はその糸の様子を見て、
糸の良さをそのままに活かしたい気持ちで
また織りました。

そのやりとりは、
ほそぼそと続いて
今に至ります。

ゆっくりと
ふたりの足並みがそろってきた
そんな風合いのマフラーです。

とってもあたたかくて
包まれるような安心感のある
マフラーですよー。
工房からの風にて、
どうぞ巻いてみてくださいね。

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大地にふわふわと小雪が
舞ってるような感じになりました。
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三越展、ありがとうございました

展覧会

昨日で、日本橋三越での展示は
終了しました。

暑い中、足をお運びいただきました皆さま、
本当にありがとうございました。

トークショーやコンサートもあったりで
盛り上がってる様子でしたね→こちらの記事から。

今回は、在店しませんでしたが、
特設サイトでの更新を毎日楽しみに
見てました。

今展への制作の段階で、
ディレクターの稲垣さんから
一度お電話をもらって
いろいろお話ししてくださり
アドバイスをいただきました。
振り子のように揺れていた気持ちも
ひとつにまとまり、
自分自身に立ち返ることができました。
いつも必要な時に
良いタイミングで言葉をかけてくださり
本当に感謝ばかりです。。。

三越展も無事に終了し、
いよいよ次は
工房からの風です!!

今年は10月17・18日開催です!!
今から、カレンダーにチェックを
よろしくお願いいたします^^

 

長くなりましたが
今日の最後に、
最近、ラジオからひろった
ステキな格言をメモ。
(とある音楽療法家さんが紹介されていました。)

ジョセフ・キャンベルという学者が言った言葉で
”Follow your bliss”。
「Bliss」とは情熱とかそういうもので、
自分のそういうところに進めば必ず誰かがドアを開けてくれる、
出会うべき人と出会っていく。

 

情熱のままに自分の道を
信じてすすんで大丈夫!と
背中をおしてくれるような
ステキな言葉ですね^^
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夕立前の夕やけ色。

三越展・後期、今日からです!

展覧会

今日から、日本橋三越店本店5階での
「工房からの風」50人のクリエーション・後期
はじまります!

本当に本当に!ステキな作品が並んでいて、
こちらの画像にわくわくしました!→ 

今回の出品は、桃色~オレンジ~赤の色合いが
多めだと思います。

桃・オレンジ・赤系がお好きな方はもちろん、
普段、そっち系は苦手な方も
この機会にぜひぜひお手にとって
試していただけたらうれしいです!

作品発送の段階で、並べてみたら
色合いが暖色系に
ちょっと偏ってしまったかなーと
思いましたが、
夏の夕やけ空の美しさの影響でしょうか・・・(笑)

三越展後期は、
8月19日~24日までです。

どうぞよろしくお願いいたします!!
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夕やけ空をながめるのが
日々の楽しみのひとつです^^
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